天台宗 隋龍山境知院 了俒寺

了俒寺は、谷中霊園の西側にある天台宗のお寺です。寛永元年 (西暦1624年)草創され、墓苑は、境内と谷中霊園内の2か所にあリます。墓苑はあまり広くはありませんが、由緒正しい江戸時代からの時をつむぐ名刹です。江戸時代、上野に天台宗の寛永寺が建立されると、谷中にもその子院が次々に建てられました。近くには、江戸幕府15代将軍徳川慶喜や渋沢栄一をはじめとした偉人が数多く眠る霊園でもあります。春には桜の名所として有名なスポットとなっており、見所は何と言っても霊園の中央を通る一本道の「さくら通り」です。谷中周辺は都内にありながら、静かで落ち着いた雰囲気の街となっているので、春にはお花見、お散歩がてら「谷中ぎんざ」を探索するのも、お参りがてら最高の場所です。

谷根千

谷根千の「谷」は谷中駅、「根」は根津駅、「千」は千駄ヶ谷駅。谷中は昔ながらの街並み・建造物が多く残されており、大勢で賑わう「谷中ぎんざ」その中央に位置しています。「谷中」の由来は、上野と本郷の大地の谷間に位置することからなずけられたと言われています。天台宗の寛永寺の子院が次々と建てられると、参詣客も増え、庶民の行楽地として発程しました。